ここ最近、数多くのアニメを観るようになって感じる、キャラへの感情移入についての自分のスタンスについて。
アニメを視聴していて感じた自分への疑問
私がアニメを視聴する時、作品によってキャラへの感情移入の度合いは全く違います。最初からすんなり入り込める場合もあれば、徐々に没入する場合や、最後まで冷めた目で観てしまう場合もある。私がすんなり感情移入できる場合、多くはネット上などでも評価が高い場合が多いですが、中には多くの支持を集める作品でも冷めた目で見てしまうケースもあります。そうなると、自分自身でもどうして感情移入できないのか不思議に思ってしまいます。
そんな疑問を頭の隅に抱えたままアニメを観ている内に、漠然としている自分の基準を整理したくなって、この文章を書いています。
私のキャラへの感情移入の差を自己分析
おそらく1番すんなり入り込めるのは、自分が過去に経験した出来事を呼び起こすようなシチュエーションがある場合だと思います。作品自体が描いていない背景を、私自身が勝手に補完してしまうのです。例として、私が別記事にまとめている「アニメ「月がきれい」(脚本:柿原優子)」もそうです。読んで貰えば分かりますが、アニメの感想とは程遠い「自分語り」な内容をダラダラと書いてしまっています。自分の経験が呼び覚まされると、否が応でも登場キャラへと感情移入してしまうんです。
そして徐々に没入する場合で多いのは、登場キャラにキチンと性格が付与されて行動していると感じるケースです。キャラの心情を丁寧に描写していたり、物語で重要な伏線や経緯などを丁寧に描写することで、キャラの行動理由に説得力が出てくる。加えて、その積み重ねでキャラの性格が浮き彫りになるので、観ている内に自然とキャラへの愛着が湧いてくるんだと思います。
また最後まで冷めた目で観てしまう場合の多くは、キャラがストーリーの「操り人形」のように感じるケースです。キャラの背景や経緯の描き方が雑だったり薄かったりすると、そのキャラがどういう性格かが見えてこず、作中で取る行動が不自然に感じる場合が出てくる。または、途中からキャラの行動が豹変して別人のようになってしまう場合とか。そういう点が目につくと、余計に「ストーリー上の都合」で無理矢理キャラを動かしているように思えて、どんどん冷めてしまうんですよね・・・。
上記以外で感情移入できない場合としては、制作側の作品への取り組みに雑さや不信感を感じてしまうケースもあります。キャラがただのテンプレ化していて、お約束な行動を取るだけだったり、ストーリーに無理があり過ぎたり、あまりにも悪意に満ち溢れていたりとか・・・。
キャラへの感情移入のまとめ
そういう訳で、私がアニメを観る上での大きな基準は「ストーリー重視」なんだと思います。作画の良し悪しよりもストーリーを重視してアニメを観ているようです。ストーリーにさえ入り込めれば、多少の作画崩壊なども気にせずに楽しめる感じです。
って、これで「まとめ」になっているのだろうか? また気がついた点などがあれば、内容を更新するつもりです。
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