か行、視聴アニメ一覧・寸評・推しキャラ

アニメ・マンガ レビュー

こちらは、か行の一覧ページです。別行の一覧は、索引 視聴アニメ一覧・寸評・推しキャラのページにリンクがあります。補足事項なども索引ページに記載していますので、ここでは省略します。また、一覧の内容は、視聴済み作品が増える度に追記する予定です

2024年04月18日、「か行」作品が増えてきたので、一覧を「か・き・く・け・こ」別に分けました。

視聴アニメのリスト「か」

2024年10月02日時点で、18作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
怪異と乙女と神隠し人知れず「怪異」が暗躍する現代日本が舞台の物語。処女作が新人賞をとり作家デビューしたが、その後10年も思うように書けず燻り続けている女性「菫子(すみれこ)」は、バイト先の書店で一緒に働く少年「化野蓮」と共に、怪異にまつわる事件に遭遇するが・・・。
作品のモチーフとして怪異に興味を持つ菫子と、とある事情から怪異にまつわる呪物を収集している蓮のコンビによる奇妙な話が興味深い作品で、妖怪や怖い話が好きなら楽しめると思う。ただ結末だけは消化不良な感じなのが残念だったが、どうやらアニオリ展開らしい。原作はまだ続いている様子。
カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-現代の渋谷を舞台にした物語。主人公の男子高校生は、実家を離れ1人でコンテナハウスで生活している、ゲームやアニメやフィギア好きのオタク。常に妄想と現実の間を行ったり来たりする彼は、猟奇的な事件に巻き込まれ・・・。
ずっと主人公の妄想世界を見せられ続けているような奇妙な作品。本人にも何が本当で何が嘘かが謎となっており、物語がドコに着地するのかが気になり最後まで視聴したものの、納得できる結末とは感じられず、消化不良な感じを覚えた。正直言ってイマイチな作品だった。
かぐや様は告らせたい1・2・3・TVSP生徒会の副会長「四宮かぐや」と会長「白銀御行」。互いに「両思い」だろうと察しつつも「相手から告白させよう」としてズルズル時間を浪費してしまう2人のバカップル物語。頭をフル回転させているのに「カラ回る」様が超面白い。周囲の仲間達も個性豊かで楽しい面々揃い。加えて、要所要所で入る天の声的な解説(ツッコミ?)も絶妙。そんな笑いの連続の途中で、ふいに始まるシリアス展開もイイ塩梅のアクセントになっている。
最も爆笑したのは「四宮かぐや」が体調を崩して名医に診察を受ける場面。「恋の病ですね」から始まる下りは、何度観ても大爆笑してしまう。
かくりよの宿飯主人公の女性が祖父と因縁のある「あやかし」である「大旦那」によって、「隠世(かくりよ)」にある老舗宿「天神屋」へ連れ去られる。そこで祖父直伝の料理の腕を活かして、料理屋「夕がお」を営むことに。世界設定は必要最小限に抑えられている感じで、ご都合主義な展開もあり、それなりに楽しめるが、特筆すべき点は特に無いように思う。
陰の実力者になりたくて!1・2重度の「中二病」の人が空想した創作物をアニメ化したような異世界転生物語。だが、それが良い!! 私のように、同じ「中二病」経験がある人なら好むであろう設定やセリフの数々に、思わずニヤニヤにてしまう。オタクのツボを心得たストーリーが楽しい良作!!
風の大陸 The Weathering Continent劇場版原作は竹河聖の小説「風の大陸」の短編。私は原作ファンなので、公開時に劇場で鑑賞しました。今回Amazonプライムビデオで無料対象だったのを見つけ再視聴。原作はお気に入り作品でしたが、この劇場版はいたって平凡な出来。60分未満の短編ですし(同じ角川系列作品の「アルスラーン戦記Ⅱ」と「サイレントメビウスⅡ」との同時上映)、作品の魅力を十分に伝えるには尺が足りなさすぎ。あくまでファンのための映像化だと思います。角川映画がイケイケで潤沢な資金があってこそ制作された、懐かしの劇場版。
がっこうぐらし!ポップなキャラデザに「ニトロプラス」の脚本。そうです、お約束の「アレ」な展開です。緩い導入から徐々に「あいつら」が迫ってきます。ハードな描写は抑えられていますが、ストーリーの「お約束」はいつも通り。しかし、終盤は手緩い感じになっているが残念。
カッコウの許嫁1許嫁・彼女・血の繋がらない妹という属性別ヒロインに囲まれた、あまりに都合の良すぎる夢の世界。余談ですが、「幸」推しで無くとも「オニイ」と呼ばれたいと思うのは、私だけでは無いハズ・・・(キモっ)
「瀬川ひろ」推し。高校生とは思えない程に大人びているんだが。
彼女、お借りします1・2・3「レンタル彼女」という部分さえ気にしなければ楽しく観れる。主人公のダメダメさはある意味リアルだが、あんなにモテる訳は無い。
3期は千鶴に大きな事件が起きますが、相変わらず和也は・・・。設定に見過ごせない違和感が多かったのも気になった。せっかくヒロインが魅力的なのに、物語の整合性がバグってるせいで素直に楽しめないのが残念な作品。
「更科瑠夏」推し。「千鶴姫」があまりに完璧過ぎるだけに、ただの「当て馬」的キャラになっているが可哀想。ライバルがあそこまで最強でなければ、あの強引さや束縛は無かったハズ。(これは私の贔屓目なのだろうか?)あまりに扱いが酷い。
彼女が公爵邸に行った理由小説世界への異世界転生。ストーリー上で死ぬことになる令嬢に転生したので、回避するために王弟「ノア」と婚約者のふりをする取引を交わす。「嘘から出た真」的な物語。アニメ化されたのは途中までで、中途半端に終わってしまう。しかし、あまり話題にもなっていないので、このまま続編が無く打ち切りになりそうな気が・・・。
カノジョも彼女1・2彼女に「堂々と二股を許可して貰う」だけで無く、2人の彼女を平等に好きで居たいから「3人で同棲する」という、あまりにもぶっ飛んだ設定。しかも、さらに彼女が追加されそうな!? しっかりキャラの個性が立っていてブレが無い点は好印象(主人公のピントのズレたバカ正直な性格設定は上手い。あの性格によって、二股を押し切るおバカ展開に説得力が出る)。ギャク主体で明るく、とても楽しい作品。私は基本的にストーリーや設定を重視しますが、ここまで潔くコメディーに振り切っていると、細かいことは気にせず、頭を空っぽにして笑える。恋愛作品としてはアウトだけど、コメディー作品としてはアリだし面白い。2期の情報を知りまた観たくなり、思わず2周目の視聴。それでもメチャ笑えて楽しめた。
「水瀬渚」推し。物語のぶっ飛んだ設定も、このキャラの魅力があるからこそ成立していると思う。元々の本命彼女からも好かれるって!?
2期から紫乃が参戦して、より面白くなって来た。推しを渚から紫乃に変えたくなるホドに良いキャラだ(でもやっぱり推しは渚で!!)
カミエラビ GOD.app1高校生の主人公「ゴロー」のスマホに突然インストールされた「カミエラビ」のアプリ。「神」選びの候補者となった人達による、神を決める生き残りバトルが始まるが・・・。
少し変なキャラ揃いの違和感だらけの物語。作品の方向性が謎なまま、何となく視聴し続けていたが、最後があやふやままま終わってしまい、結局、疑問符だらけだった。キャラデザや演出やストーリーなど色々な意味で微妙な作品。
その後、「完結編」が公開されるとの発表あり。あやふやだった結末には先があった。その出来次第では、評価が上がるかもしれない・・・。
神無き世界のカミサマ活動低予算の逆境をギャグに変えているような物語。ハチャメチャで破綻している部分もありつつ、だけど面白い作品。
神は遊戯に飢えている。神が存在する近未来的な世界が舞台の物語。神々が暇を持て余して作成したゲームの数々に挑む「使徒」の1人である主人公の青年「フェイ」は、長い眠りから目覚めた「元神様」の女性「レーシェ」と共に、神々のゲーム攻略に挑むが・・・。
ひたすらゲーム攻略をする話。ゲームごとに多種多様なルールや勝利条件が設定されており、攻略する「使徒」達は、与えられたスキルや知力・体力を駆使して、それらゲームの突破を目指す。ただ「頭脳戦」というよりは、いろいろなゲーム世界の発想を眺めて楽しむような作風となっているので、そこに面白さを見いだせない人には退屈かもしれない。私は「まあまあ」だと思った。
烏は主を選ばない八咫烏(やたがらす)という人間の姿に変身できるカラスの種族が暮らす「山内」という平安時代風の世界が舞台の物語。「山内」を治める「宗家」に次ぐ東西南北の四派閥の1つ「北領」の有力貴族家の次男である主人公「雪哉」は、宗家の御子で「真の金烏」と噂される「奈月彦」の側仕えとして官職に着くとになるが・・・。
かなり設定が練られた作品。次期当主の「お后選び」からスタートする前半では「ドロドロの宮廷劇」が作品の主題だと思っていたが、後半になり「山内の外の世界」がクローズアップされることで、世界観に大きな広がりを見せた所で終わる。続きが気になってしょうがない、間違いなく良作。続編の制作を希望!!
ガールズバンドクライ現代の神奈川県川崎市が舞台の物語。とある事情で高校を中退して、逃げるように上京して来た「仁菜」は、街で自分が大好きな曲を歌っていた「桃香」と出会う。意気投合した2人は、バンド活動を始めるが・・・。
世の中の不条理に我慢できず反抗する仁菜と、自身のバンドがメジャーデビュー時に路線変更を求められたことに不満で脱退した桃香。その2人の「反抗」を軸に集まったメンバーで結成したバンドの奮闘が心地良く、素直に応援したくなる良作。バンドの作中歌はどれも良くて、凄く力が入っているなと思っていたら、どうやらバンドのキャラボイスを演じているのは、本職のバンドの人達らしい。知るまで全く違和感無く観ていた。アニメきっかけでバンドのファンになる人も多いのでは?
可愛いだけじゃない式守さん私の中では「カッコいいだけじゃない式守さん」です。「可愛い」担当は「和泉くん」では?
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?何だ、この無理にも程があるユルガバ設定の数々は。まあ、ギャグ主体の物語だから、生暖かい目で観れますが。しかし、終盤の「桐生瑞葉」の下りは酷い。いくら何でも、主人公があんなに大事なコトを忘れるわけが無いでしょうが。少しシリアス路線に切り替えたタイミングで、1番のガバガバ設定を投入するとか、視聴者を舐めてるのか? シリアス路線にした分、かえって冷める。最後にギャグをぶっ込んで来るけど、もう白けきってしまい手遅れ。
推しは無し。こんなの感情移入しようが無い。ゴメン無理。

視聴アニメのリスト「き」

2024年11月10日時点で、16作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
帰還者の魔法は特別です1人類の脅威となる「影の世界」が侵食を繰り返すファンタジー世界が舞台の物語。冒頭、強力なラスボス戦で全滅したと思った主人公だが、気が付くと何故か10年以上も過去の「魔法学園」入学時に戻されていた。同じ失敗は繰り返さないと誓う彼は、より良い未来を目指して歩み出すが・・・。
これまでの経験を糧に「より多くが生き残るため、より強くなる」ように学園生活をやり直す主人公。物語はまだ序盤なようで「俺たちの戦いはこれからだ」的な中途半端な感じで1期が終わる。2期制作が決定済みなので、元々それ前提のストーリー構成だと思われる。1期は「まあまあ」な感じだったので、これからに期待したい。
疑似ハーレム現代日本の高校の演劇部が舞台の物語。演劇部の大道具係である「北浜瑛二」は2年生になりたてのある日、部活に向かう渡り廊下で新入生で演劇部に入部希望の「七倉凛」に部の場所を聞かれる。つい部長だと嘘をついた瑛二は七倉を演劇部に案内するが・・・。
ヒロインを演じる早見沙織」さんのファンなら必見の作品。「甘えんぼ」「ツンデレ」「クール」「小悪魔」「おしとやか」などの色々な演技が楽しめる。逆に言うと、そこに興味が無い人には平凡なラブコメでしか無い。ファン目線でも、前半で演じるキャラが出尽くすので、後半は正直言って失速気味かもしれない。
キズナイーバーある実験のため強制的に集められた男女7人の高校生。それは「痛みを共有する」システムを使った、平和を目指す実験だったが・・・。
実験台にされた人達が散々な目に会う物語。一見、最終的に良さげな結末で終わったように見えるものの、客観的な事実だけ見れば、とんでもなく酷い実験だとしか思えない。考えさせられる面もあるが、あまり好きな内容では無かった。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM劇場版20年程ぶりに実現した「ガンダムSEED」の劇場版。ストーリー展開はかなり強引だが、こんな感じだったと懐かしさを感じる。思い出の機体の登場や、別作品オマージュなどもあり、作品ファンなら楽しく鑑賞できるでしょう。過去キャラ総出演で送る「お祭り騒ぎ」的なてんこ盛り作品。
機動戦士ガンダム 水星の魔女1・2主人公が女性のガンダム作品。モビルスーツに特化した学園ものをベースに、企業間の対立構造が絡んだストーリー。ガンダムに馴染みがない人にも観やすい物語だと思う。普通に面白かったが、名作と呼べる程の要素は感じられなかった。
義妹生活現代日本の高校が舞台の物語。男子高校生の主人公「浅村悠太」は離婚して片親となった父と2人で暮らしていたが、父が再婚して相手の女性と一緒に暮らしたいと告げられる。相手にも離婚経験があり、彼と同じ高校に通う同学年の娘である「綾瀬沙季」が居た。互いの親の幸せを願う悠太と沙季は、お互いに「適切な距離感」を保つ約束をしつつ、共同生活をスタートさせるが・・・。
親の不仲と離婚を経験して恋愛に消極的な主人公とヒロインが、義理の兄妹として生活しながら、次第に心を通わせて行く様子が丁寧に描かれる作品。他のラブコメより理性的で感情を抑えた2人の静かな心の揺らぎを繊細な演出で魅せる感じが好印象。
ちなみに、原作者さんがアニメを視聴者目線で観ていて、毎話の感想を長文でツイートしているのを目にして更に印象が良くなり、原作小説も読んでみたくなった。
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦1剣と魔法の世界が舞台の物語。高度な科学力を持つ帝国で最高位の称号を保有する主人公。しかし彼は、敵である魔女の国の囚人の少女を逃がした罪で、称号を剥奪されてしまうが・・・。
登場人部やストーリー展開がユルガバで行き当たりばったり。言う事と行動の整合性や物語進行に違和感が多く、キャラクターに感情移入が全くできない残念な作品。2期が始まったタイミングで視聴を開始したものの、続きが気になるほど内容に興味が沸かないまま惰性で少しずつ視聴をしている間に、2期の作画崩壊と放送延期のニュースを知った。今後、無事に2期が放映されたとしても、進んで観る気にはならないと思う・・・。
君のいる町1クール全12話ですが、まるで総編集を観ているような作品だ。所々に挿入される過去エピソードは、背景がキチンと構築されている気配は感じられるのに、明らかに尺が足りていない。そのせいで、キャラの複雑な心情に説得力が感じられないのが残念。もし倍の話数があれば、今より数段優れた作品になったのでは? 良作の片鱗はあるのに描ききれてないのが、あまりに勿体ない・・・。
余談ですが、序盤までは「枝葉柚希」を演じる「中島愛」さんが「はると」と言うのが「アルト(マクロスFの「早乙女アルト」っぽく)」に聞こえてしょうがなかった。中島愛さんは「ランカ・リー」のイメージが強く印象に残っているもので。
君のことが大大大大大好きな100人の彼女1失恋続きだった主人公が、神様のミスで100人の「運命の人」との縁が結ばれる。100人の彼女と巡り合う高校生活が始まるが・・・。
「ご都合主義」のバーゲンセールのような物語。あなりに強引な設定を、無茶苦茶な前提条件のオンパレードで押し通しているラブコメ。1期終了時点で6人の彼女と出会ったが、ここまでで既にカオス状態(その内の2人は、なんと母親とその子供!? 母親まで彼女とか明らかに暴走し過ぎだろ・・・)。あまりにぶっ壊れた設定の数々に、さすがにドン引きしてしまう・・・。
君は放課後インソムニア主人公の悩みに共感。実話ベースなのかと思う位にリアルさを感じるストーリー。星空の作画が良い。
君を愛したひとりの僕へ劇場版この作品には、対になる「僕が愛したすべての君へ」という作品があり、2つセットで1つの物語が完成する「補完構造」になっています。どちらから鑑賞しても良い構造ですが、個人的には「君を愛したひとりの僕へ」から観るのがオススメです。またセット作品ですので、感想は両作共通の内容としています。
この物語は、日常の色々な選択によってその後が変化する「並行世界」が大きなテーマとなっています。主人公はその「並行世界」に偶然、迷い込んだことから物語が展開するSF的なストーリーです。内容を詳しく書くとネタバレになるので避けますが、似た系統にタイムマシンを扱った「タイムパラドクス」系もありますが、ストーリー展開を丁寧に組み立てないと成立しないだけに、出来上がった作品は良作が多い印象があります。本作も2作品が上手く合わさって綺麗に着地するので良作だと思います。特にSF系が好きな人にオススメです。あえて難点を挙げるなら、主人公役の人の演技が棒読みに感じて違和感がある点です・・・。
鬼滅の刃1・2・3・4シリーズ全作を通して、作画クオリティーがバケモノ級の凄さ。バトル中に頻繁に入るキャラ回想シーンは少し過剰な気はしますが、良作なのは間違いない。楽曲も良い。
ただ、最終章は劇場3部作として公開されるというのが残念。
休日のわるものさん地球侵略を目指す異星人の組織の幹部である主人公が、休日はまったりとパンダ鑑賞をして癒やされる物語。とにかくパンダネタが豊富で、良くまあそんなに思い付くと妙な関心をしてしまう。さすがに後半はネタが尽きたのか、別の癒やし対象を見つけたりもする。「ほっこり枠」として、最初から最後まで安定して楽しめる作品。
境界の彼方物語の開始時、キャラ達の行動背景が不明なままストーリーが進むので「置いてけぼり感」があるが、終盤まで観るとキチンと伏線として回収されるのはお見事。しかし、最後の大トリで丁寧に積み上げた物がご都合主義的な結末になるのはガッカリ。あそこは後味が悪くても覆してはダメだと思うのですが・・・。作画は素晴らしいので、結末以外は素晴らしい良作です。
ギルティクラウン独特な戦闘能力のシステムが魅力の作品。その原理はストーリーの根幹にも深く関わっているが、私はそのストーリーに引っかかりを感じてしまい、キャラに感情移入できずに終わってしまった。キャラデザや作画も歌も良いので、多くの人は楽しく観れると思いますが、ストーリー重視の私にはクリティカルヒットしなかった。
金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~主人公が召喚した「厄災の悪魔」である「ヴェルメイ」ですが、その過去の話がどうにも説得力に欠ける。また、主人公との「魔力補給」という名のキスシーン連発も「取ってつけた」感がありイマイチな作品。

視聴アニメのリスト「く」

2024年06月29日時点で、5作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
クズの本懐恋愛の不条理をオブラートに包まず描いた蠱惑的な作品。別ページに感想をUPしています。
アニメ「クズの本懐」(作:横槍メンゴ)
薬屋のひとりごと1古代中華様式な皇帝の「後宮」を舞台に、元薬師の少女で下働きの下女として働く主人公が薬師としての知識を活かして、後宮の様々な事件を推理する物語。
後宮で起こる様々な事件と、それを解き明かす主人公の独特な性格に加えて、彼女の才能を見出して重用する上級宦官とのやり取りがとても面白い。万人にオススメできる名作だと思う
1期全24話を観て改めて感じるのは、主人公「猫猫」の魅力の高さ。あれだけ頭が切れると、普通は周囲の人がバカに見えて他人を見下す横柄な態度になりがちなのに、マオマオは「異常な薬が好き」という欲求に正直すぎて、とても人間臭くて憎めないキャラになっている。だからこそ彼女の活躍を楽しく観れるのではないだろうか?
久保さんは僕を許さない「久保さん」というキャラの魅力だけで観れてしまう作品。その魅力に「花澤香菜」さんボイスは欠かせない存在。
グラスリップ高校の夏休み。主人公「深水透子」と転校生「沖倉駆」の2人に起こる不思議な幻覚(または予知)を見る現象。友人達とすごしながら謎を調べようとする2人だが・・・。
結局、「だから何?」という感じでモヤモヤしたまま終わってしまう作品。制作側が何を伝えたかったのか分からなかった。
黒塚 KUROZUKA鎌倉時代の初期、幕府の追ってから逃亡する九郎こと「源義経」と従者の弁慶。深い森の中に建つ屋敷で1夜の宿を求めた先で、妖しい魅力を持つ「黒蜜」という女性と出会う。男女の関係となった九郎と黒蜜の逃避行が始まるが・・・。
逃避行の合間に記憶が曖昧になる九郎。時々フラッシュバックする黒蜜との思い出は夢か幻か?黒蜜とは何なのか?疑問を感じながらもハグレてしまった黒蜜を求めて戦い続ける九郎だが・・・。結局、思わせぶりな感じだけで1クール12話を消化して終わる。最後に謎は解明されるものの、分かってしまえば「だから何?」っていう驚きのないオチだったのが残念。あれなら別に、主人公が「源義経」である必然は無い。正直いって期待外れだった。

視聴アニメのリスト「け」

2024年04月18日時点で、3作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
外科医エリーゼ中世ヨーロッパ風な異世界から現代に転生して医師になった主人公が、再び異世界に転生する物語。現代で身に付けた医学知識と技術をフル活用して、医師として異世界無双する話。
それなりに楽しめるが、特筆すべき点が見当たらないのも事実。至って善良だが面白味が薄く感じられるキャラを気に入れば、その辺を忘れて楽しめるとは思う。個人的には主人公の声優が、最近ハマっている「石川由依」さんで無ければ最後まで観なかったかもしれない。
月刊少女野崎くんライトなコメディー作品。主人公は男子高校生だがプロ少女漫画化。ヒロインは彼が好きで告白するが、「ファンです」と言ったことから「作品のファン」だと勘違いされ、その流れでアシスタントになってしまう。クスッと笑えるようなエピソードが多い。連続視聴には向いていない(飽きが来る)が、暇な時にサラッと1~2話づつ視聴するのに丁度よい。
経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。陰キャで恋愛経験ゼロなリュートと経験豊富で学園1のギャル系美少女ルナ2人の高校生の恋愛話。
2人ともタイプは違うが、性格はどちらも良くて好感度が高いので、微笑ましく観ていられる。付き合うキッカケは無理があるものの、その点さえ気にしなければ楽しめる作品だと思う。

視聴アニメのリスト「こ」

2024年10月01日時点で、13作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
恋と嘘「超・少子化対策基本法」で政府から結婚相手が通知(実質的な強制指定に近い)される世界。主人公「根島由佳吏」は初恋相手の「高崎美咲」と両思いだと知った直後、政府通知により結婚相手が「真田莉々奈」に決まったことを知らされる。2人のヒロインの間を右往左往する主人公と譲り合うヒロイン達の拗らせ恋愛ストーリー。魅力的なヒロインが作品の柱。かなり強引な展開が多かったり、頼りない主人公が何故こんなに愛されるのか疑問はあるが、そこに目を瞑れば楽しめる作品。
「高崎美咲」推し。良好なキャラデザと花澤香菜ボイスの相乗効果がヤバい。「真田莉々奈」も魅力的なキャラですが、私の「声優の好み」で差が付いた。
恋と選挙とチョコレート主人公は、生徒数6000人の超マンモス高校の生徒。部活はお菓子を食べてダベるだけの「食品研究部」に所属するが、時期生徒会長の有力候補のマニフェストに、実績の乏しい部活の予算削減や廃止が含まれている事を知る。このままだと廃部の危機だと知り、食品研究部の廃部を回避するために会長選挙に立候補するが・・・。
設定が色々と雑に感じた。特に物語後半はストーリーまで雑になり、まったく感情移入する要素が見当たらないまま終わってしまった。長年に渡り蓄積された複数の問題があまりにアッサリと解決してしまうのは、ご都合主義にも程がある。アニメは原作ゲームの内容を12話で完結させるために大幅に省略したのだろうか?
恋と呼ぶには気持ち悪いイケメンで優秀な会社員だが女癖の悪い主人公が、ふとしたキッカケで知り合った、妹の高校の同級生であるヒロインに恋に落ちる。意外とピュアな恋愛だと感じる作品。
恋は双子で割り切れない主人公の男子高校生「白崎純」には、家が隣で家族ぐるみで仲が良い双子姉妹の幼馴染が居る。しかし仲良し三人組だった関係は、姉の「琉実」が「純」に告白したことで、潜在的だった三角関係が表面化してしまい・・・。
魅力的な幼馴染と両思い。普通なら何の問題も無いが、その相手が姉妹の両方となると・・・というのが本作のポイント。なるほど、こりゃ揉めるよね、と妙に納得してしまう興味深い内容の作品。他人事だからこそ楽しく観れる。
氷属性男子とクールな同僚女子見た目はクールだけど心優しいヒロインと、ヒロインへの「好き」が隠しきれず、周囲を凍てつかせて感情ダダ漏れな「雪女の末裔」の主人公が微笑ましい。ほのぼのアニメ。
極黒のブリュンヒルデ1度見たら写真のように正確に物事を記憶できる能力がある主人公が、謎の組織から脱走した超能力を持つ少女達「魔法使い」と出会う。彼女らを守るために、追手を撃退しながら、「魔法使い」の生命維持に欠かせない「鎮死剤」の入手に全力をあげるが・・・。
あまりに救いの無い設定やストーリーの作品。残酷描写も多くショック耐性の低い人は観ないほうが良いと思う。またアニメでは物語が完結せず、謎が残ったまま終りを迎える。
ココロコネクトTV版・OVAメンタルが弱っている方は、視聴をオススメできません。登場人物たちに数々の精神的なダメージを課す「謎の人物」が酷すぎる。あえて誤解を与える表現をするなら、精神的な「拷問ショー」に近い。物語を面白くする典型的な手法は「試練を与える」ことですが、作中では「追い打ちの数」が多いだけで無く、そのタイミングも悪意に満ちている。私にはとてもじゃないが「試練を乗り越えたからハッピーエンド」とは思えなかった・・・。学びになる要素も多い作品だとは思いますが、あまりに度が過ぎている(それとも、私が過敏に反応し過ぎているだけなのか?)。とは言え、モヤモヤ感はありつつもストーリーが気になって観てしまうのも確か
「永瀬伊織」推し。作中、最も「責め苦」を負わされているキャラ。あれだけの目に会えば、自虐的行動を取ってしまうのも仕方がない。
五等分の花嫁1・2
劇場版
とにかくヒロイン5人が(華のある声優陣も含めて)魅力的。
「三玖」推し。私は豊臣秀吉が織田信長に何と呼ばれていたか、元から知ってましたから!!(だから何・・・)。こういう「初めから選ばれないのが濃厚なキャラ」をついつい応援したくなる。
この素晴らしい世界に爆焔を!好きな作品である「このすば」の外伝。正直いってイマイチでした。やはり「このすば」は、「カスマ」と「ダメ神」と「ドM」も揃ってこそ面白いと再確認。終盤、彼らとニアミスする場面は良かった。
この世界は不完全すぎるファンタジー風世界での物語。辺境の村の少女「ニコラ」はある日、王様から任命される調査員「王の探究者」である「ハガ」と知り合う。彼は村の危機を察知して立ち向かうが・・・。
ありがちな設定だが、そこに「特殊な役職」のキャラ達を加えることで作品に個性が出ている。物語は気になる所で終わっているので、続きがあるなら観たい。とはいえ、原作を買って読みたくなるほど興味を惹かれるホドでは無く、まあまあな感じ。
ゴブリンスレイヤー1・2・OVAファンタジー世界の冒険者たちの物語。主人公はモンスターの中では弱い種族であるゴブリンを専門に狩る「ゴブリンスレイヤー」。単独でゴブリンを狩り続ける主人公は、他の冒険者から変わり者と疎まれている。ゴブリンは単体だと確かに弱いが、群れで行動する習性があり、大集団ともなると上級冒険者でも苦戦する相手。またゴブリンは上位種である「ホブ」や呪文を使う「シャーマン」、より強力な進化種である「チャンピオン」「キング」「ロード」などが存在し、かなりの強敵。主人公のゴブリン狩りの日々は続く・・・。
かなり泥臭いリアル志向の冒険を描いた作品。ゴブリンは討伐報酬が安く、駆け出し冒険者しかクエストを受けたがらないが、未熟な冒険者には荷が重い場合が多く、数多くの死者や捕虜(女性は繁殖用の道具として凌辱される。視聴注意!!)を生んでいる。個人的に「俺TUEEE」系よりも、こういうリアル志向のストーリーの方が好み。
2期はすっかりパーティーとしてチームが安定して来た。1期が好きな人なら安心して観ていられるハズ。女神官の成長ぶりも著しく、すっかり頼れる存在になっている(プロテクションの呪文が有能過ぎ)
ゴールデンタイム大筋ではラブコメだが、どちらかと言うと主人公の「自分探しの旅」がメインに思える物語。スタート時は、ヒロインの暴走をメインに描きつつ、それが落ち着くと共に、主人公の内面がクローズアップされて行く。予想外な展開ではあるが、最後まで興味深く視聴できることは確かだと思う。
婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む濡れ衣を着せられて国を追われた令嬢が迷い込んだ森は、人嫌いの大魔法使いが住む屋敷の側だった。彼女を保護した魔法使いの彼は、不遇な令嬢に同情し、自分の屋敷に住まわせて「(楽しくて)イケナイこと」を教え込むことにするが・・・。
魔法使いと令嬢のイチャイチャを緩い目で観察する物語。2人のキャラが好きかどうかで評価が大きく変わると思う。好きならそこそこ楽しめるが、興味がないなら中身がペラペラで退屈な作品だと思う。

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