私は前から「Kindle Paperwhiteで画面をタッチせずに、リモコンでページをめくりたい」と思ってました。それができる商品「SYUKUYU RFリモコン ページめくり機」を見つけたので、実際に購入してレビューします。
タブレットやiPadなど用にBluetooth接続するタイプのリモコンは他にもありますが、KindleはBluetooth機器を使えません。Kindleで使用可のなリモコンは貴重な存在だと思います。
注文はAmazonで出来るが、届くまでに時間がかかる
商品の注文はAmazonで行えます。出荷元と発送元は共に「SYUKUYU-JP」となっていて日本にある企業なのかと思いましたが、実際に注文すると中国から発送が行われるので、届くまでに時間がかかります。私が注文した時は15日後に届きました。
商品の外観と同梱物
「SYUKUYU RFリモコン ページめくり機」の商品箱と同梱物は以下の通りです。
- リモコン
- リモコン用ストラップ(下の画像では取り付け済み)
- クリップ
- 透明ナノシート
- USBケーブル(USB Type-A To Type-C ケーブル)
- 防塵ゴム(USB Type-C)
- 製品マニュアル
使う前の準備
初めて使う前には、リモコンとクリップをペアリングする必要があります。 クリップのボタンを3秒以上長押ししてから、リモコンのボタンを押すことでペアリングが完了します。
2度目からは、クリップのボタンを押すだけで使えます。
余談ですが、リモコンにストラップを取り付けるのは少し苦戦しました。ストラップの紐を押し込むだけでは通し難く、針を使って紐の先端を引っ張り出して取り付けました。
使い方
Kindleの画面にクリップを挟んでリモコンのボタンを押すと、クリップで挟んでいる先端の部分が、手でタッチしたのと同じ結果になります。リモコンのボタンは2つありますが、どちらを押しても反応します。(何でボタンが2つあるんだ?と思わなくもないですが、そこは「よく使うボタンだから予備がある」と考えれば逆に利点かも) 私は次ページに進むために使用しています。
リモコンを押すとクリップの端子が通電することで、人が画面をタッチするのと同じ動作をする仕組みだと思われます。ですのでページを進んだり戻したりなど、複数の機能を割り当てたりすることは出来ません。画面の1箇所をクリックするだけの機器です。
タッチ操作を物理的(電気的?)に行うので、使う機器のOSやソフトに制限がありません。クリップさえ取り付け可能なら、多くのタッチパネルに対応できる利点があります。
機器の仕組みが単純なので、Kindle以外にもスマホや iPad やタブレットなどでも使用可能だと思われます。 注意点としてはクリップの構造上、使いたい機器の厚みが11.5mm以内で、端子が届くのが機器の端から35mm以内となります。画面の大きな機器では使い勝手が悪そうです。
クリップの端子が画面にうまく当たらない場合は、透明ナノシートを端子に貼り付けて調整できるようです。シートは6つ付属しています。 私の場合は、特に必要ありませんでした。
私はKindle Paperwhite(第7世代・2015年モデル)の左下にクリップを取り付けて使用しています。下の画像のように、こんな端の方でもキチンとページ送りできています。
主に小説を読むのですが、この位置なら本文に被らないので邪魔になりません。
クリップには省電力機能が搭載されていて、使用してから8分間が過ぎると省電力モードに入り、リモコン操作に反応しなくなります。再使用したい時は、クリップのボタンを押して下さい。
充電の方法と電池持ち
リモコンとクリップの充電は「USB Type-C」端子を使って行います。充電器は付属していません。入力電圧は5Vなので、スマホの充電器やパソコンや電源タップにあるUSB端子で充電できます。付属の(USB Type-A To Type-C)USBケーブルを使う場合は、普通のUSB端子(USB Type-A)に挿して充電することになります。
1回の充電での電池持ちですが、説明書によると1日3時間の使用で、クリップは15日間・リモコンは2ヶ月使用できると記載されています。
充電が必要になると、リモコンやクリップのボタン押下時のランプ色が緑から赤に変わります。電池が空の状態から満充電までの時間は計測できてません。 充電を始めるとランプが赤点滅するのですが、5時間ほど放置していたら、両方ともランプは消灯(充電完了だと思われる)していました。
私は購入してから1度だけ充電して使用し続けていますが、これまで1日30分~1時間で1ヶ月ほど使用しましたが、まだ電池切れになっていません。それなりに電池持ちは良さそうです。
使用した感想
私は購入して良かったと思っています。 使い方としては、就寝前にベッドで仰向けになった状態で、タブレットホルダーに固定した Kindle Paperwhite で読書するために使用しています。
商品を購入する前は、ページをめくるために布団から手を出すのが面倒(加えて冬場は手が冷えて困る)だったのと、そのタッチ操作を行う度にKindleが揺れるのが不快でした。それが商品購入後、リモコンボタンを押すだけでページをめくれることで全て解消されて、気分良く読書ができるようになりました。
かなりニッチな商品ですが、タッチ操作をリモコンで行えるのは想像以上に便利です。
クリップさえ取り付け可能なら、タッチ操作したい機器とのペアリング等の面倒な制約がないのも良いです。「対応OS」や「対応ソフト」の心配をする必要もありません。これは大きな利点です。
「e-ink」ディスプレイの「Kindle電子書籍リーダー」シリーズで使用可能なリモコンを、この商品以外に見たことがありません(私のリサーチ不足かもしれませんが・・・)。これらでリモコン操作をしたいなら、今のところ唯一無二の商品ではないでしょうか?
購入して半年以上が過ぎましたが、特に不具合なども無く電池持ちも良いままです。リモコンのボタンも特に問題ありませんし、快適に使用し続けています。私にとってはKindleで読書するのに欠かせない存在になっています。
また、ほとんど毎日使用し続けていますが、電池の持ちが悪くなった感じはしません。といっても、正確に測定したわけでは無いので、大雑把な体感でしかありませんが。少なくとも、私が愛用している「Kindle Paperwhite(第7世代・2015年モデル)」の方が先にバッテリー切れになるのは間違いありません。私はKindleを充電するタイミングで、このリモコンも(送信側のリモコンと受信側のクリップ両方とも)充電するようにしていますので。
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