さ行、視聴アニメ一覧・寸評・推しキャラ

アニメ・マンガ レビュー

こちらは、さ行の一覧ページです。別行の一覧は、索引 視聴アニメ一覧・寸評・推しキャラのページにリンクがあります。補足事項なども索引ページに記載していますので、ここでは省略します。また、一覧の内容は、視聴済み作品が増える度に追記する予定です

2024年04月17日、「さ行」作品が増えてきたので、一覧を「さ・し・す・せ・そ」別に分けました。

視聴アニメのリスト「さ」

2024年04月21日時点で、11作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
最強タンクの迷宮攻略〜体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜剣と魔法の世界が舞台の物語。パーティーの盾役として優秀なスキルを保有する主人公だが、所属する勇者パーティーから追放されてしまう。故郷に帰還した彼は、自分のパーティーを組んで迷宮攻略を始めるが・・・。
追放された人物が実は有能で、というテンプレ的な展開のストーリー。設定もゲームっぽい大味な物となっているので目新しさは無いが、気軽に楽しめる作品ではあると思う。
最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。親の再婚で義理の兄妹となった女子高生が、恋愛に未練がある霊に取り憑かれる。しかも下半身に外せない貞◯帯付き。それは、霊が大好きな義理の兄との恋愛キュンゲージをMAXまで上げて成仏させないと外れない酷い仕様、というギャグ寄りのエロラブコメ物語。
貞◯帯絡みのエロシーン多めだが、肝心のエロが盛り上がると放送コードの関係上、作画されず文章でお茶を濁されるという中途半端な展開になってしまう残念な作品。いっそ、レーティングを上げてR15とかにした方が作品の持ち味が生きるのでは?
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。剣と魔法の世界が舞台の物語。元現代人だが、異世界に転生した主人公の少女。その世界では、生まれつき神から授けられる「スキル」と、その能力の強さである「星」の数が重視される。しかし、田舎の村で育った主人公が授かったのは「無星」の「テイマースキル」だったことから不吉だと迫害され、8歳の時には村人から命を狙われる事態になり、村から逃げ出すことに。指名手配までされてしまった彼女は「アイビー」という偽名を名乗り、髪を切り男の子に変装をすることで追求を逃れながら、安全な場所を求めて旅をすることになるが・・・。
心細い逃亡生活をしながら健気に頑張るアイビーに、自然と「親類の子供のような目線で」応援したいような「見守り目線」で視聴してました。また、彼女が偶然テイムした「最弱すぎて激レア」なモンスターである「崩れスライム」の「ソラ」も愛らしい存在で、癒やし成分もあって良い。時々主人公に語りかける「前世の人格」は何だか蛇足で不要な気もしますが、それなり楽しめる作品だと思う。
最果てのパラディン1・2人生を後悔して終えた主人公が、神々が実在し大戦争を繰り広げた後のファンタジー世界に転生する。そこは人の居ない廃墟となった都市で、彼は3人のアンデッド達に養育され戦闘・魔法・信仰など様々な知識を身につけていくが・・・。
前半で1度、大きな試練が訪れる。それを乗り越えた主人公は、未知なる場所に旅立ち、物語の今後の方向性が見えた所で1期を終える。作品世界はテンプレ的なものでは無く、神々や魔法はオリジナル設定が取り入れられている。特に、信仰する神を決め、深く帰依して誓いを立てることで得られる「加護」や「祝福」という要素は、ストーリーの方向性にも関わる重要なポイント。神との結びつきが強めな作品となっている。これからの展開が楽しみな作品。
2期も安定した面白さで楽しめる。表現が合っているか分からないけれど「古き良き王道」的な英雄譚だと思う。
冴えない彼女の育てかた1・2シリーズ全体を通して観るとそれなりに面白いんだけど、1期0話を視聴した時は、ここで「視聴切り」をしようかと本気で思った(原作は人気があるようなので、もう少し観てから判断しよう思い、何とか視聴を続行した)。制作側は、とりあえず「Hシーン」を見せれば人気が確保できるとでも思っているのか? キャラに何の思い入れも発生してない冒頭で、興味のないキャラのエロいシーンを出せば良いと本気で思っているのか? あまりに雑じゃないか? アニオタを馬鹿にしてるのかと邪推せざるを得ず、本当にがっかりしてテンションが下がった。後半に進むホド物語が面白くなっただけに、あのゼロ話は本当に残念だった。こんな風に考えるのは私だけなのか?他の人は怒らないのか?
推しは無し。残念ながら、キャラに感情移入が出来ずに終わった。おそらく、ゼロ話でイラッとしたのが最後まで尾を引いたと思う。それに、クリエイター物としては面白かったけど、ラブコメ要素はオマケ(テンプレ的な展開が多く、キャラの内面掘り下げが弱く感じた)としか思えなかった面もある。
私には、制作側の「作品愛」を感じることが出来なかった。これは、私の単なる偏見なのか? 感じ方の問題なのか?? 本当はメガティブな感想なんて書きたく無いんですが・・・。
サクラクエストとある田舎町で「地域おこし協力隊の隊長(通称:国王)」として働く主人公と仲間の活躍を描いた物語。題材が地味でパッとしないだけに、視聴しようとする人が限られているように思える。実際、中身はイベント開催にまつわる町内でのゴタゴタが主で、本当に地味なストーリーだと思う。それでも2クール全25話を視聴切りすること無く完走させるだけのクオリティーは確保されていたと思う。「可もなく不可もなし」といった感じ。「だんないよ」
さくら荘のペットな彼女同じ作者の名作である「青春ブタ野郎」シリーズを先に観てしまったので、それと比べてキャラや設定に粗さが目立つように感じてしまう。が、それなりに楽しめる作品なのは間違いない。
サクラダリセット特殊能力者が暮らす街である「咲良田市」に住む主人公の「浅井ケイ」は「記憶保持」の能力者。彼が、ヒロインで「リセット」能力者である「春埼美空」と出会うことから始まる、とある事件の物語。
「タイムリープ」等の色々な特殊能力を絡めたストーリーが凄い作品。このシナリを考えた原作者の方は本当に凄い。そんな物語にあえて苦言を呈するなら、シナリが緻密すぎるが故に、キャラの自由意志がとても希薄に感じてしまうこと。緻密すぎて遊びが無いだけに、主要人物の行動が予定調和の「操り人形」のごとく見えてしまい、私には違和感や不気味さを感じてしまった。推理サスペンスが好きな人にオススメしたい作品。
佐々木とピーちゃん1現代日本とファンタジー世界の両方が舞台の物語。ごく平凡な中年会社員で独身の佐々木は、癒やしを求めてペットショップに向かう。可愛い「文鳥」に一目惚れした佐々木が購入して自宅に戻ると、突然、文鳥が喋りだした。「異世界の賢者」でこの世界に追放されたと語る文鳥の「ピーちゃん」は、佐々木に協力を求める替わりとして、彼に特種能力を分け与える。そして2人は、現代と異世界を股にかけて活動を開始する・・・。
2つの世界で色々なイベントが発生するが、どちらの世界とも協力して乗り越えて行く様が楽しい良作。可愛くて賢いピーちゃんと中年サラリーマンのコンビが良い味出してる。続きが気になる所で1期が終わったので、早く2期が観たい。
3月のライオン1・2主人公の「桐山零」は15歳でプロ棋士になった高校生。幼い頃に家族を失った彼は、心に闇を抱えたまま孤独な人生を歩んで来た。そんな彼が、ふとしたきっかけで出会った「川本3姉妹」との交流や周囲の人達に支えられ、少しずつ心に温かい光が灯るようになる・・・。
個人的に大好きな作品。1期視聴後に即、原作コミックを購入して、今も新刊が出るのを楽しみにしています。プロ棋士の世界を描いていますが、将棋に興味がない人でも楽しめるストーリーだと思います。未見の方が居たら、是非とも視聴してみて欲しい良作です。
「川本ひなた」推し。2期で酷い状況に置かれながらも、自分の行動を「ぜったい間違っていない」と言える彼女を観たら、誰もが応援したくなるハズです。心優しいだけで無く、強くあろうと頑張る姿に心を打たれるキャラ。
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい現代の日本が舞台の物語。童貞のまま30歳を迎えた平凡な主人公「安達」は、触れている人の「心の声が聞こえる」ようになっているコトに気が付く。そして彼は、共通点が「同期」というだけで、自分とは違い有能でイケメンのエリート営業マン「黒沢」が、自分に恋愛感情を持っていることを知る。男同士だからと躊躇する安達だが・・・。
ボーイズラブに「心が読める」という要素が加わったお話。最近、百合作品が「視聴範囲内」に加わったので、お試し感覚でBLを視聴してみたが、案外普通に観れた。といっても1番面白かったのは、ストーリーの本筋とは無関係のBL大好きな同僚女性「藤崎希」のリアクションだったりする。主人公達の実情を何も知らずに、ただただ良い雰囲気を漂わせる安達と黒沢をBLカップルと見立てて妄想を楽しむ様が最高にツボった。藤崎希を主人公にしたスピンオフを観たい。

視聴アニメのリスト「し」

2024年10月24日時点で、26作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
じいさんばあさん若返る青森で「りんご園」を営む老夫婦の斎藤さん。ある日、畑で「金のリンゴ」を発見して夫婦で食したが、次の日に2人して若返っていた。子供や孫等に話すと、驚いた家族が次々と訪ねてきて・・・。
1話から「若返りネタ」が矢継ぎ早に繰り出され、途中で話が尽きないか心配になるペースだったが、意外と飽きが来ないまま1クール11話を視聴できた。ほっこり系が好きなら、それなりに楽しめる作品。
四月は君の嘘「春の嵐」のように主人公の心を揺り動かしたヒロインが魅力的。別ページに感想をUPしています。
アニメ「四月は君の嘘」(原作:新川直司)
地獄楽1地獄のような島で繰り広げられるバトル物。島の秘密が明らかになるにつれ盛り上がって来た感はあるものの、今後、ネタ切れしそうな気もするが・・・。
下の階には澪がいる大学生が暮らすシェアハウスが舞台の物語。男子大学生が主役の話だが、どうやら韓国を舞台にしているらしい。しかし、受験戦争が厳しいと噂される韓国の大学生があんなに遊び呆けていれる状況なのがは疑問。それと主人公が好かれる理由が腑に落ちず、観ていてモヤッとする。あまりに主人公に都合の良すぎる展開だし、彼の選択する答えも納得し難い。別に観なくても良かったかもしれない・・・。
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う自動販売機としてファンタジーの迷宮世界に転生した主人公。怪力の能力を持つ「ラッミス」と出会い、彼女に背負われて迷宮で冒険をするが・・・。
多種多様な自動販売機に変化できる設定が面白い。会話は自販機としての定型文しか喋れないが、色々な場面で知恵を働かせて変化し、仲間のピンチを救う主人公。自販機の売上が生命維持と機能追加に必須という点も興味深く、アイディアが素晴らしい作品。エロ本やコ◯ドーム自販機まで出たのにはワロタ。
実は俺、最強でした?引きこもり主人公がファンタジー世界に転生する話。やる気のない主人公が適当に行動し、行き当たりばったりでテンプレ的な展開が多い物語。何となく最後まで観たが、面白いかと聞かれても微妙としか思えなかった。
citrus親の再婚によって、義理の姉妹となった2人の百合物語。やたらとストーリー進行が早く感じるが、原作からカットされた部分が多いのではないだろうか? そのせいで、登場人物の心情に厚みが感じられない。原作ファンなら脳内補完できるでしょうが、アニメで描かれた内容だけではイマイチで勿体ないような・・・。
SHY シャイ1・2世界各国で特殊能力に目覚めた人が出現し、ヒーローとして活躍する現代が舞台の物語。日本でヒーローとして活動する、内気で極度の人見知りな中2女子である主人公「シャイ」は、相棒「えびお」や姉のように頼れる先輩「スピリッツ」等の周囲の人に支えられ、ヒーローとして活躍するが・・・。
シャイは特殊能力があるといっても、その他は普通の中学生。そんな彼女の成長を主軸にした王道的なストーリー。ありふれたヒーロー物ではあるが、安定した面白さがあるので安心して観れる作品。2期制作は新キャラが登場し、そのキャラが主軸となった攻防がメインとなる。その過程でシャイも成長して徐々にヒーローらしさが増して来る。
弱キャラ友崎くん1・2主人公の考え方に共感できて好きな作品。別ページに感想をUPしています。
アニメ「弱キャラ友崎くん(1期)」(原作:屋久ユウキ)
「菊池風香」推し。詳しくは上記リンクを読んで下さい。
2期も凄く面白かった。前半は何だか不穏なストーリーでしたが、後半の友崎が2人の間で自問自答する展開は特に良かった。出した答えは納得ですが、もう1人も超魅力的で素敵だった。自分なら1人を選べずに両方から遠ざかるか、叶うなら両方と良い関係を築きたい。(いやいやダメでしょう。それじゃあまるで「カノジョも彼女」じゃないか・・・でも2人とも凄く魅力的なんだもん!!)
とはいえ、やはり変わらず「菊池風香」推しで。
Just Because!高校3年の2学期終了から始まる、あまりに不器用な同級生たちの恋の行方。特に主人公とヒロインの迷走っぷりは、あまりにもどかしい。遠回りし過ぎ。良くも悪くも全力で青春している佳作。
「小宮恵那」推し。こういう「損な立ち位置」に居るキャラをどうしても応援したくなる。はた迷惑だけど憎めない存在。
Charlotte思春期にだけ発現する特殊能力を持つ少年少女が集まる学園に入った主人公が、他の能力者に警告をする活動に参加させられる。活動を続ける内に、思わぬ出来事が発生し・・・。
前半に少しずつ用意された伏線が、後半に入って怒涛の勢いで回収・発展する。特に最終回は最大加速するので、観ている人を置き去りにしそうな勢いとなる。あともう少し尺に余裕があれば名作と呼ばれたかも知れず、そこだけが惜しい作品。
シャングリラ・フロンティアゲームでリアルな仮想世界にダイブ可能になった、少し未来の現代が舞台の物語。普段は「クソゲー」を好んでプレイする主人公が、「神ゲー」として名高いファンタジーゲーム「シャングリラ・フロンティア」をプレイする。
主人公は普通にゲームを遊んでるだけだが、そのゲームが凄く魅力的に描かれているだけで無く、登場キャラも魅力ある面々ばかりで、作画や演出も良好で、観ていて飽きない。後半も引き続き楽しく視聴したい。
1期後半クールも面白かった。特にクソゲー攻略仲間3人で挑んだ「ウェザエモン」戦が俊逸。その後の「素材集め」も内容な地味ではあるが、元ゲーマーとしては楽しめる内容で、続きが気になる。告知はされていないが、これ以降もアニメ化されると思うので、今から続きが待ち遠しい。
16bitセンセーション ANOTHER LAYER美少女ゲーム大好きなイラストレーターの主人公の女性が、現代から1990年代の秋葉原へとタイムスリップするSFモノ。
あの頃のPC界隈を知る私のような人にとっては懐かしく、若い主人公にとってはジェネレーションギャップだらけの物語。それだけでも楽しめる内容だが、後半になるとタイムパラドクス的な展開に大きく変わる。一粒で二度美味しい良作
終末トレインどこへいく?現代日本が舞台の物語。突然、人や風景が変わり果てた、とある町。友人の1が消えた女子高生達は、仲間を探しに電車に乗って旅に出るが・・・。
次々と意味不明な出来事が起きる、摩訶不思議なストーリー展開。友人を探すという目的こそあるが、一体何を描こうとする作品なのかが謎過ぎる。どこに着地するのかが気になり最後まで視聴したが、結局「だから何?」という消化不良な感じで終わる。色々と微妙な感じだった・・・。
終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?異世界で人と妖精が心を通わせる感動作品。別ページに感想をUPしています。
アニメ「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」(原作:屋久ユウキ)
小市民シリーズ1高校を舞台にした推理物語。中学時代の経験からお互い「小市民」で居ようと協力関係を結んでいる「小鳩常悟朗」と「小佐内ゆき」の2人。しかし小鳩は、日常に謎を発見すると推理せずには居られなくなり・・・。
1期は全10話構成となっていますが、前半を観た段階では作画等は素晴らしいものの、ストーリー自体は正直言ってぱっとしない印象で、一時視聴を中断していました。しかしある日、ふと思い出して視聴を再開すると評価は尻上がりに上昇、続きが気になる良作へと格上げされました。とは言え、私にとって推理内容の良し悪しというより「小佐内ゆき」というキャラの魅力こそ興味をそそられる部分で、推理要素自体には興味が薄いですが・・・。
昭和元禄落語心中1・2「八代目八雲」と「二代目助六」を中心とした落語一門の生涯を描いた物語。一門の青春や仕事や色恋沙汰に加えて、昭和の戦前からバブル期までの落語そのものの栄枯盛衰を絡めた人生模様が描かれる。声優陣の素晴らしい演技力で魅せる落語の名調子は圧巻。落語に全く興味のない私ですら、思わず引き込まれてしまった。観て損は無いです。
終末のハーレム<無修正Ver.>男性だけに効果のある殺人ウイルスで、世界人口の半数が減った未来世界。たった5人しか存在しない免疫保持者の男性を巡る陰謀と肉林の物語。ハーレムを満喫する男も居れば、理性を保つ男も居る。エロ要素満載だが、陰謀を暴くサスペンス要素もあり、両方の要素を交互に描くので「どっち付かず」感がある。エロ期待だとサスペンス割り込みで冷めるし、サスペンス期待だとエロ割り込みで進まないことにイライラする。アニメでは、ストーリーが盛り上がり出した所で終わっているので、続編が無い現状では、サスペンス重視の人は観る価値が少ないと思われる。
シュガーアップル・フェアリーテイル1・2物質から生まれる「妖精」が存在する、中性ヨーロッパ風の世界。母を亡くした主人公のアンは、母と同じ「銀砂糖師」になるため、故郷を旅立ち修行の旅に出る。旅の安全のために、商人から戦士妖精「シャル」を購入して共に都を目指すが・・・。
次々と降りかかる試練の数々を一生懸命に乗り越えていくアン。そんな中で、次第に周囲から協力者が増えて行き、お互いに助け合いながら前向きに進む。加えて、シャルとの種族を超えた恋が少しずつ進展して行くのを見守る物語。
呪術廻戦1・2呪術や呪霊といった「呪い」が存在する現代が舞台の物語。人並み外れた身体能力を持つ主人公が、成り行きで体に取り込んだ「呪物」によって、呪術師となることに。呪術高専に編入し、同じ呪術師の仲間と共に、呪霊の討伐を始めるが・・・。
1期は主に「学園モノ」として、凄惨な状況の中にも明るさが有ったが、2期になり別次元に突入。現実と地獄の境目が無くなったような恐ろしい悪夢の数々が・・・。作画や演出も鬼気迫るような凄まじいクオリティーなのですが、制作現場はデスマーチだという噂も!? 色々な意味でヤバイ作品・・・。
少女たちは荒野を目指す美少女ゲーム制作を行う高校生たちの物語。メンバー集めから制作・発売までを12話で描いているので、制作に関するストーリーの深掘りが出来ていない点は残念。私が元プログラマーの端くれなので、PG関連のネタが無いのは非常に気になった。ゲーム制作においてPGの比重は大きい。作中で制作したゲーム内容の詳細は不明ですが、仮にマルチシナリオでPGはシンプルだとしても、実際にテストプレイを複数人で繰り返し行い、バグフィックスだけで無く、音や映像も絡めた演出面で追い込みをする必要もあり、それら問題点の洗い出しと調整をする位は最低限必要。さらに、PGマスターを作成して、焼いたディスクの動作テストをしないなんて論外。この辺は、PGやパソコンの知識が無いと分からない話ですが・・・。
個人的にイマイチだと思うものの、物語をライトに楽しめれば良い人には気にならないと思います。
白聖女と黒牧師中性ヨーロッパ風の世界。とある町外れの教会で暮らす牧師と聖女様の進展しないラブコメ。周囲からは丸わかりな聖女様の牧師への恋心だが、牧師本人は恋に超鈍感で自身の思いにすら無自覚。そんな2人が周囲の温かい目に見守られながら、ほのぼのとイチャイチャする様を観察する作品。進まない恋にイライラするか、親のように見守れるかで評価が変わると思う。見守れれば「癒やし枠」として楽しめる。
SHIROBAKO1・劇場版アニメ制作の現場を描いた「お仕事」作品。それぞれの部門ごとの問題や連携にまつわるゴタゴタに加えて、常に納期に追われて切羽詰まった様子が、コミカルさを交えた演出で楽しく観れる。そんな苦しい中でも良い作品を作り上げようとギリギリまで努力を惜しまない現場の熱が描かれていて、アニメファンの1人としては、現場の方々に感謝しかない。アニメファン全員に必修科目として視聴を義務付けても良いとすら思う素晴らしい作品。ただ、現実はこんなに上手くは行かないだろう事は容易に察せられますが・・・。
進撃の巨人1・2・3・4・完結編全シリーズを通して素晴らしい作画クオリティーを保ったまま完結まで駆け抜けたのは圧巻。ストーリーも見事に伏線を回収して収まるべき所に収まった感じがする。
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました1・2剣と魔法のファンタジー世界が舞台の物語。生まれつき1つだけ与えられる特殊スキルである「加護」が、能力だけで無く性格にまで強く影響を与える世界。「導き手」の加護を持つ主人公は、「勇者」の加護を持つ妹と共に「勇者パーティー」に所属していたが、仲間の「賢者」から足手まといだと告げられ、パーティーから追放される。主人公は辺境に渡り「薬屋」として第二の人生を始めるが・・・。
始めは恋人とイチャイチャするだけの「スローライフ」ものと思っていたが、次々と事件に巻き込まれる主人公。気がつけば、良くある展開になっているような・・・。ほどほどには楽しめる作品。
2期でもスローライフは送れない主人公、またもや厄介事が舞い込んでくる。1期が気に入っているなら同じノリで楽しめると思う。
新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。剣と魔法のファンタジー世界が舞台の物語。タイトルそのままの内容。規格外の強さのパーティーメンバーに鍛えられた、新人冒険者としては年配の主人公リックが、常識外れの能力で周囲を驚かせる作品。ありがちな感じではあるが、何となく飽きずに全話視聴してしまえた。

視聴アニメのリスト「す」

2024年04月17日時点で、6作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
スキップとローファー登場キャラが根は良い人達ばかりで、お互いの抱える負の面を、互いに良い影響を与え合うことで、前向きな思いに変化する様が好印象な作品。
好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」と同じ舞台の別主人公の物語。主人公の女子中学生が2つ年上の先輩に憧れるが、会話すら上手くできないまま背中を追い続ける・・・。
思春期の乙女心を描いた作品。男には理解の及ばない女性の揺れ動く気持ちの一端を興味深く観察するような感じで観た。女性なら共感できるんだろうと思う。
School Days酷い結末との噂に興味を持って一気見しましたが、あまりの胸糞の悪さに胃がムカムカして少し体調不良になりました。もう2度と観たくありません。あそこまで最低最悪な主人公は他に居ません。まだ観たことが無い人には、視聴をオススメしません。制作側は意図的に不快な物語にしているとしか思えず、観ても負の感情しか得るものがありません・・・。
ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~劇場版「好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~」と同じ舞台の別主人公の物語。冒頭、女子高生の主人公が幼馴染に告白する。驚いて固まる幼馴染。しかし、答えを聞くのが怖くなった彼女は、思わず「予行練習」だと誤魔化してしまう。そこから「予行演習」を続ける日々が続くが・・・。
予行演習とはいえ、何度も告白する方が勇気が要るのでは? 普通は最初の告白の時点で、抑えてた思いに歯止めが効かなくなって取り消しなんて出来そうにないような・・・。まったく感情移入はしなかったが、最後まで観る程度の興味は湧いた作品。
SPY×FAMILY1・2紛争の火種が絶えない架空の現代国家が舞台。スパイの男性・暗殺者の女性・読心能力を持つ幼女の3人が、それぞれの正体を隠して家族を演じる物語。
個性豊かで茶目っ気たっぷりなキャラ達がドタバタ劇を繰り広げる物語。特に幼女アーニャのオバカだけど憎めない愛らしさが1番の魅力だと思う。2期に入ると、良く言えば安定・悪く言えばマンネリ化は感じるものの、高い水準はキープし続けている。安心して観れる良作
3D彼女 リアルガール主人公は高校3年生のオタク非モテ男子。ある日彼は、校内でも有名な美人だが、彼氏を次々と替えたり女子から嫌われているとの悪評があるヒロインに興味を持たれ、交際を申し込まれる。主人公は戸惑いながらもOKし、付き合い始めるのだが・・・。
初めの数話は微妙かと思っていたが、いつの間にか登場キャラへの好感度が上がっていき、気が付けば一気観してしまった。設定にツッコミどころはあるものの、主要なキャラ全員に愛着が湧いたので、あまり気にならなかった。正直、終盤の展開に強引さを感じはしたが、私にしては珍しく、ストーリーよりもキャラへの愛着が勝った感がある。万人受けはしないかもしれないが、個人的に好きな作品。
「綾戸純恵」推し。アニオタで可愛いのが良い。

視聴アニメのリスト「せ」

2024年10月06日時点で、8作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
聖剣学院の魔剣使いファンタジー世界の強力な魔王レオニスは、ある約束の為に1000年の眠りにつく。しかし目覚めると、何故か10歳位の少年になっていた。その場に居合わせた美少女に保護され都市に向かうと、昔とは別の世界が待っていたが・・・。
美少女ものやショタコン要素もある学園モノ。謎の生命体に脅かされる世界観のバトル物でもあり、アニオタに好まれそうな要素を詰め込んでいる感がある。突出した点は無いかもしれないが、普通に楽しめる作品だと思う。
青春ブタ野郎
シリーズ
1・劇場版1・2「思春期症候群」という不思議な現象に巻き込まれる主人公たちの感動的な物語。タイトルで忌避するのはあまりに勿体ない、自信を持ってオススメできる良作。シリーズが進むにしたがって、より物語に深みが増して心に染みる。
迷わず「牧之原翔子」推し。映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」は涙が止まらなかった。彼女の心に響く名言の数々も素晴らしい。ありがとう」「頑張ったね」「大好き」を大切にして生きていく』『昨日の私よりも、今日の私がちょっとだけやさしい人間であればいいなと思いながら生きていますなど。主人公「咲太」にとっては「守護天使」と言っても過言ではない位に特別な存在。最近観たアニメの中で1番好きなキャラ。ホントに翔子さんマジ天使です。
聖女の魔力は万能です1・2「異世界転移」✕「少女漫画」的な物語。剣と魔法の世界に召喚された女性が、イケメンに見守られながら聖女としての潜在能力を開花させつつ、ゆっくりと恋心を育んで行く。彼女だけが持つ「聖女の術」の発動条件は、いかにも少女漫画的で、意中の相手をガッチリ確保できる優れもの(それ以前に意中の相手のハートは確保済みだが・・・)。悪意を持った人物が存在しない優しい世界で、主人公の穏やかな日常を緩く観察して楽しく癒やされる作品。主人公がツンデレでも陽キャでも陰キャでも無い(植物好きな)普通の女性という点も新鮮で良い。とても素敵なキャラだし、声優「石川由依」さんの声もイメージにピッタリで良い感じ。
余談ですが、番組の公式ラジオである「セイとリズのお茶会ラジオ」での「石川由依」さんと「上田麗奈」さん2人のゆったりとしたテンポのトークが癒やし成分満載でホッコリして良い。放送アーカイブがYouTubeでも公開されているので、アニメを気に入った方にオススメです。
声優ラジオのウラオモテ現代日本の声優を描いた業界物語。若手女性声優で同じ高校・クラスである「夕陽」と「やすみ」。ラジオ番組のパーソナリティーに抜擢された2人は、仲良しコンビという設定で番組を進行するが・・・。
タイトル通り「声優の表と裏」を描く作品。声優としてのキャラと実像のギャップや2人の関係性など、虚実を面白おかしく描くことから始まる前半と、声優の厳しい世界が垣間見える後半の2部構成となっている。声優業界に詳しくない私としては、舞台裏がチラ見できるストーリーは興味深く、そこそこ楽しめる内容だった。まあ、現実はもっと厳しそうだけど・・・。
セイレン同じ主人公が3人のヒロインごとに4話かけて告白する物語。ゲームの各ルートのムービーだけを、クリアもせずにいきなり観ている感じがする。決して駄作では無いが、何かが足りない感じは拭えない。
絶園のテンペスト不思議な力を持った「はじまりの樹」にまつわる謎と、ある少女の殺害事件が絡み合い、世界を揺るがす大事件に発展する物語。世界を巻き込む話の割には、問題の要所がミニマムな感じがしてしまうが、それなりに楽しめるストーリーではあると思う。
戦国妖狐1戦国時代に妖怪が存在する世界で、「妖狐」と「仙術使いの人」コンビによる「人助けの旅」物語。そんな2人が道中で、妖怪退治を組織的に行う「断怪衆(だんがいしゅう)」と出会う。やがて敵対関係となった両者は、激しいバトルを繰り返すのだが・・・。
ありがちな「コンビもの」ではあるが、それなりに楽しめるストーリーとなっている。ただ、1期終了時点で「強さのインフレ」が行き着くところまで行き着いてしまったので、これ以降をどう展開するつもりかは気がかり。これ以上風呂敷を広げると、収拾がつかなくなりそうだが・・・。
先輩はおとこのこ日本の高校が舞台の物語。主人公の「花岡まこと」は高2の男子だが、幼少期から「かわいいもの」が大好きで、校内ではロングヘアーのウイッグとセーラー服を着用していて、周囲から「変わり者」として距離を置かれている。そんな彼の唯一の友人は幼馴染の「大我竜二」だけだった。しかしある日、後輩で彼を女装と知らない女生徒の「蒼井咲」から告白され・・・。
主人公と友人3人の微妙な関係を描いた作品。それぞれに普通とは少し違う思いを秘めており、それぞれに悩みながらも互いに影響し合いながら前向きに進む様子が描かれている。万人に勧められる内容では無いかもしれないが、私は結構好きな作品だった。

視聴アニメのリスト「そ」

2024年04月17日時点で、5作品

シリーズタイトル名視聴シーズン寸評・推し・備考
蒼穹のファフナー
シリーズ
1・2・劇場版1・2・OVA1宇宙から飛来した未知の生命体「フェストゥム」と戦う人々の物語。強力なフェストゥムに対抗するには、その能力を利用しなければならないが、同化現象などの重大なリスクが常に付きまとう。戦う少年少女達の心の葛藤や命の重みにつて考えさせられる作品。常に危機的状況でのシリアスな展開が続く、重めの物語となっている。設定が重厚で深みのある点が魅力。OVAの「THE BEYOND」で、これまでの伏線回収が終わった。これ以上は蛇足に感じるし、シリーズは完結だろうと思う。
「カノン」推し。自分の命を削って孤独に使命を全うした姿が忘れられない。しかも、その最中に自身の願いを切り捨てる選択まで迫られたのが切ない・・・。
葬送のフリーレン1剣と魔法のファンタジー世界が舞台の物語。1000年以上の長寿であるエルフの女魔法使いの主人公「フリーレン」は、他の勇者パーティーメンバーと、10年の「魔王討伐の旅」を終えて帰還した。その後、メンバーと別れ一人旅に出た彼女は、再会の約束を果たしに仲間の元を訪れるが・・・。
長寿であるが故に「10年を一瞬」と感じる主人公が、パーティーメンバーとの死別を期に、「人を知る」という目標を持ち新たな旅に出る。新たな仲間と共に向かう先は、かつて「魔王討伐」に向かったのと同じ目的地。図らずも行く先々で過去を思い出すことになり、昔の「勇者パーティー」との記憶が蘇って来る。新旧パーティーメンバーとの心の交流に加え、素晴らしい演出や作画が相乗効果され、感動や笑いが絶えない素晴らしい良作
1期28話の視聴を終えて改めて感じるのは、原作のポテンシャルの高さを源泉としつつも、アニメの作画・ストーリー構成・音楽など全てが高レベルな内容だったということ。繰り返し視聴にも耐えられる極上な作品だと自信を持って断言できます
2期制作が発表されました。まだ放送時期は未定ですが、楽しみです。
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。クラスでバス移動中の高校生達が突然、ファンタジー世界にバスごと召喚されてしまう。召喚した賢者シオンは、彼らに「ギフト」と呼ばれる特殊能力を与えたので、それを使って試練をクリアせよ宣言する。しかし何故かギフトが貰えない生徒が少数存在し、他の生徒から置き去りにされてしまう。そんな中、ドラゴンに襲われる置き去りメンバーの1人である「夜霧」がドラゴンに向かって「死ね」と呟くと、ドラゴンが本当に死んでしまう。なんと彼は「即死チート」能力の持ち主だった・・・。
タイトルそのままに、主人公が「即死能力」で無双する物語。雑なストーリー展開や登場人物の多さをキチンと説明しきれていない大雑把さがありながらも、全体をギャグとして強引に進めていく勢いだけは良くて、なぜかライト楽しめる作品。
その着せ替え人形は恋をする1主人公とヒロインの共同作業(コスプレ衣装制作・撮影)が微笑ましくもエロ満載で、ずっと楽しく観てられる。性格までもキュートなヒロイン「喜多川海夢(きたがわまりん)」の魅力がヤバイ。加えて「乾紗寿叶(いぬいさじゅな)」「乾心寿(いぬいしんじゅ)」姉妹という魅力的な脇役まで居る。作画もキャラの魅力を十二分に引き出す素晴らしさで良い。「好きなこと」に真っ直ぐな登場人物たちが最高な作品
1番印象的だったのは、五条の口から自然に「喜多川さん、とてもキレイでした」と出たシーン。前に「俺にとってキレイは、特別なものに対する言葉になって、心から思った時でないと言えないといいますか」と語っていただけに、海夢の心にクリーンヒット。すっかり恋する乙女モードで可愛いさ爆発なのが良い。(ジュジュの初登場シーンのインパクトも別の意味でヤバかったですが)
それでも歩は寄せてくる真顔で無自覚にグイグイ押してくる主人公に、先輩ヒロインが照れる。以上で説明終わり。「だが、それがイイ」と思えるかどうかで評価が分かれる作品。

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